児童買春で「隠語」使う手口が急増

第3者機関から「健全」と認定された、グリーやミクシィなどの「非出会い系サイト」を発端とした児童買春などの事件が増加するなか、容疑者が被害者の児童と連絡を取り合う手段として「隠語」を使う手口が急増していることが警察庁の分析でわかりました。ハンドバッグ

 警察庁によりますと、去年の下半期(7〜12月)、グリーやミクシィなどの「非出会い系サイト」を通じて18歳未満の未成年者が性的な被害にあった児童買春や児童ポルノなどの事件は、811件に上っています。

 これらの事件を警察庁が分析したところ、有識者でつくる第3者機関「モバイルコンテンツ審査・運用監視機構」=EMAが「健全」と認定したサイトに絡んだ事件が462件と半数を超えていました。 ディオール

 また、ほとんどの容疑者が未成年者と直接、連絡を取り合う目的でサイトの掲示板に自分のアドレスを掲載していますが、サイト管理者に削除されないように「隠語」を使って犯行に及んだと確認された件数が上半期の46件から140件に急増したことがわかりました。例えば、ソフトバンクのアドレスは「隠語」で「やわらか銀行」などと記述され、サイト管理者の監視を逃れていたということです。

 現在、EMAは「グリー」や「ミクシィ」など35のサイトを健全と認定し、フィルタリングの対象外としていますが、警察庁はEMAやサイトの運営会社に対して、年齢確認の徹底や監視態勢の強化などを引き続き求める方針です。ハンドバッグ