CHANELからギャルソン、YSL、ゴルチエまで約100点のアーカイブを展示

 熊本市現代美術館が2011年6月25日から9月4日までの期間、ファッションの歴史を振り返る「ファッション 時代を着る」展を開催する。京都服飾文化研究財団(KCI)との共同事業となっており、世界中の貴重なコレクションの中からドレスをはじめ、コルセットや靴など約100点を厳選し展示を行う。マルチカラー

 「ファッション 時代を着る」展では、「常にその時代における新たなる存在への変容を喚起し、来るべき時代を生き抜くためのコスチュームとして発展してきたファッション」の長い歴史を通覧することができる。19世紀末のヨーロッパを代表するダミエ•ジェアン「Worth(ウォルト)」や「CHANEL(シャネル)」、「Christian Dior(クリスチャン・ディオール)」、「Yves Saint-Laurent(イヴ・サンローラン)」、「Pierre Cardin(ピエール・カルダン)」など、名だたるメゾンのアーカイブを展示。そのほかにも、19世紀末から20世紀に台頭した"ジャポニスム"を代表する「ISSEY MIYAKE(イッセイ ミヤケ)」の三宅一生、「Comme des Garçons(コム デ ギャルソン)」の川久保玲、「YOHJI YAMAMOTO(ヨウジヤマモト)」を手掛ける山本耀司など西洋ファッションに衝撃を与えた日本人デザイナーの作品が並ぶ。ダミエ•アズール
 また、Tom Ford(トム・フォード)手掛ける「GUCCI(グッチ)」や故Alexander McQueen(アレキサンダー・マックイーン)による「GIVENCHY(ジバンシー)」など、今では直接見る機会が少ない稀少なドレスから「mintdesigns(ミントデザインズ)」、「matohu(まとふ)」など現代の注目ドメスティックブランドが一同に展示される。